膵臓癌と共に~

標準治療を選ばなかった私の生き方

A大学病院入院 1日目

 2022年10月5日  3~4日の予定で入院

 昨日の予想もしなかった主治医の対応に、心底不安を覚えながらの入院だった。

今回の入院目的は内視鏡下にてステント二ヶ所(胆管と膵管)留置術と、

針生検による細胞採取の予定である。

10時からの予定が何故か遅れて、11:30頃から始まった。

鎮静剤靜注のためベッドに横になりながら、もう一度主治医に昨日の事を、

謝ろうと先生の方を伺っていたが、先生は目も合わそうとせず、挨拶もなく

他のスタッフが注射を始めると私は意識を失っていく。

とうとう一言の言葉を交わす事もなく、すべての事が終わり

わたしが気が付いたときは主治医はもういなかった。

私は病室に戻るも、やがて鎮痛剤の効果が切れてきたのか、

みぞおち辺りが痛み出し、吐血も始まり看護師に訴える。

しかしまだ前の鎮痛剤から6時間以上経っていないので、

まだ痛み止めは打てない、と言われ、

ベッドの上でうん、うん言いながら右へ左へ寝返りを打ちながら耐える。

夕方時間が経ったということで、痛み止めを打ってもらうが、痛み、吐血止まらず。

腹の底からギェ~ ギェ~ と叫びながら吐血を繰り返した。

夜中まで7~8回吐血を繰り返した。

1回の量はさほど多くはなかったが、それはそれは苦しかった。