膵臓癌と共に~

標準治療を選ばなかった私の生き方

緊急入院4日目

 12月12日

 10時頃 体拭き、洗面、着替えする。

12時半ころH先生(主治医)訪室。

 

実はH先生は今週1週間お休みになっていた。

私は海外にでも行かれるのかなー?と思っていたが、

実はH先生は幹部なので、病院運営上の諸々事情、お仕事で

診察はお休みだったようだ。よかった。病院にはみえるんだ~

 

先生は私の今後について、家族と作戦会議をすることになっていると言われる。

ただし先生は夜7時にならないと時間が取れないので、

夜7時に夫と娘に来てもらい三者面談をすることになった、とか。

 

午後 水分解禁  少しずつ試すことになる。4日振りだ。

看護師さんが自販機で欲しいものがあれば買ってきますよ、

と言ってくれたのでリンゴジュースを頼む。

リンゴジュース一口だけ飲む。おいしい~~

 

夜7時前 夫と娘が来たがコロナ渦で病室には入れないので、

談話室(会議室?)で会う。

頼んでおいた荷物を受け取り久しぶりにおしゃべりする。

15分後 H先生が「遅くなってすみません。久しぶりにお話が出来て良かったでしょ」

と言われほっこりする。

4人で今後の相談をする。ステントが入らないと体外から肝臓を通過して

胆のうにチューブを通し胆汁を体外に排泄しなければならない。

体外に胆汁袋をぶら下げることになるのだ。

何のために標準治療を断って、この世を去る間際まで楽しく、

楽に過ごす道を選んだのか。イヤダ イヤダ 

先生もそれではかわいそうだから、もう一度トライしてみましょう。

但し先生は今週別のお仕事でお忙しいので、弟子の若い先生に頼みます。

と言われ娘は思わず「若い~?」と心配の声を上げると、

「大丈夫、僕よりしっかりしていますから」と不安を打ち消してくれる。

明後日、12月14日に行うことになる。

先生に頭を下げ、二人とも名残惜しく別れる。