膵臓癌と共に~

標準治療を選ばなかった私の生き方

A大学病院入院 3日目

最初は3日で退院満々だったけれども、この調子ではとても今日退院できそうにない。

看護師さんが点滴の点検に来た後ベッドであれやこれやと考え事をしていたら、

腕が痛くなり腫れてきた。どうやら点滴が漏れてきたようだ。針を抜いて刺し直しだ。

3日振りなので、少し休憩をすることになり、着替えと体拭きをさせてもらう。

さっぱりとして楽になった。

午後になって若い看護師さんが点滴開始にやって来た。今度は右腕だ。ところが2度3度と刺し直すわ、液をボトボト布団の上にこぼすわ、管の中に空気がぽこぽこ入ったまま点滴開始するは、で不安になって「空気入ったままですけどいいんですか?」と聞くと

「いいです。血管の中で吸収されますから」ほんまかいな?そんなずぼら初めて見た。

夕方入院日の検査とステント術に立ち会った、中堅女医さんが来て

「いつ退院したいですか?」と聞いてきた。

私にしてみたら、こんな状態でいつ退院できますか?と聞きたいぐらいなのに

えっ?私の判断でいいの?まだ下血が続いているのに・・・

言葉に窮したが「できるだけ早く」そう言うしかない。

Drは「まだ貧血状態がまだ進行しているので、

明日の朝も下げ止まらなければ、輸血をしなければいけない」

と言うではないか、そんな状態で「いつ退院したいですか?」などと聞くかと思った。

私は主治医は1度もこないし、この先生がステント施術をされたのかなーと思って「どなたが私の施術をされたのですか?」と聞いてみた。

すると「みんなでやりました」そんな返答ってあり?

 しかし、それだけ言うとDrは戻って行った。