膵臓癌と共に~

標準治療を選ばなかった私の生き方

近藤誠セカンドオピニオン外来について

 昨日の続き

実は、私は昔から慶応義塾大学放射線科講師の近藤誠先生を信奉していたのです。

近藤先生は自分の立場を物ともせず、少しでも多くの人に癌治療の真実を知らせたいとの思いから、

孤立無援の中多くの本を世に出されたのです。

定年間際それ等の本に対して「菊池寛賞」を受賞されたことがきっかけで、

定年後のんびり本でも読んで過ごそう(たぶん何処にも天下る所がないからだろう)

という訳にもいかず「近藤誠癌研究所セカンドオピニオン外来」を開業されたとの事です。

(全て本からの私の記憶の範囲です)

私が手術も抗がん剤もしないと決心したのは、そんな知識があったからなのです。

常々、私は癌に罹った時は近藤先生にセカンドオピニオンを聞きに行こうと思っていたのです。

ところが、今回の膵臓癌のように非常にたちの悪い癌の場合、意見を聞くまでもなく

何をやってもほぼダメ。

ズタボロになって2~3か月余命が伸びるより、

手術、抗がん剤は受けなく、胆管が詰まったらステントを入れる、

痛みがでればモルヒネなどの痛み止めの対処をしながら、

最後まで普通の生活を過ごすのが一番。という意見しかないと思った。

また東京ではその後の体調管理をしてもらうわけにもいかない。

などの考えで最初は近藤先生の所にはいかないつもりだった。

ところが娘が「お母さんがそんなに信頼している先生なら行ったらいい。

先生からお母さんが思った通りの意見を聞けば

思い残すことなく残りの人生送ることができる。

東京に1泊してみんなで行こうよ」と言うので

「そうね、最後の家族旅行と思って行こう」ということになって、

前回のA大学病院の主治医とのやり取りになったという訳です。