膵臓癌と共に~

標準治療を選ばなかった私の生き方

紅葉真っ只中の寂光院参拝

 2022年11月20日

 息子と娘が寂光院へ連れてってくれるというので、夫と4人で出かける。

9時半頃出発したが、紅葉のシーズンのせいで近くの駐車場は満杯で、

登り口まで10分程歩く。入口に障碍者用のスペースがあったので、

余命6ヶ月(すでに1.5ヶ月過ぎてるが)の私は使用できないのかなー?

何か証明書がいるのかしら?今後の事もあるので考えておくことにする。

寺院迄100段近い階段があり息はハーハー、足はがくがく。

しかし時々立ち止まって景色を見ると、美しい紅葉に見とれ元気が出る。

娘も息子もリュックは持ってくれるし、手は引いてくれるし、

大丈夫か?大丈夫か?と心配をしてくれる。

 

病気になる前は元気な母ちゃんで、まだまだ死にそうでないと思われ、

死亡保険の事を話しても、「まだまだ手に入りそうにないなー」なんて

悪態つかれていたので、いたわられることが何とも嬉しくて、

幸せを感じてしまうのだ(*^^*)

 

やっと頂上まで行くとそれは又鮮やかな紅葉と見晴らしで、

疲れも吹き飛んでしまう。千手観音様もお参りでき、来てよかった。


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帰り道、息子がネットで検索してお値打ちそうなうなぎ屋を見つけ、

「ひつまぶしでも食べる~?」と遠慮がちに聞くので、

「いいよ、いいよ、お墓にお金は持ってけない」と言うのが最近の私の常套句。

とは言えなかなか贅沢はできない貧乏人の性。お値打ちで心が決まる(^^)

3000円だったがなかなかおいしいひつまぶしだった(^^)

楽しい旅だった。